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業務に関する資料 | 東京動物園協会

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(1)

(2)

第1 運 営 方 針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

第2 公 益 目 的 事 業

Ⅰ.事 業 総 括 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

〔1〕総 事 業 費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

〔2〕管理施設の概要と運営方針及び主な事業計画 ・・・・・・・ 2

Ⅱ.事 業 計 画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

〔1〕動 物 管 理 事 業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

〔2〕野生生物保全事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

〔3〕教 育 普 及 事 業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・10

〔4〕受 託 業 務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・14

〔5〕市 民 ・ 団 体 と の 協 働 事 業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・14

〔6〕危 機 管 理 対 策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・16

Ⅲ.各園の主な展示及び施設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

〔1〕恩 賜 上 野 動 物 園 ・・・・・・・・・・・・・・・・・17

〔2〕多 摩 動 物 公 園 ・・・・・・・・・・・・・・・・・18

〔3〕葛 西 臨 海 水 族 園 ・・・・・・・・・・・・・・・・・20

〔4〕井の頭自然文化園 ・・・・・・・・・・・・・・・・・21

第3 収 益 事 業

Ⅰ.事 業 総 括 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

Ⅱ.事 業 計 画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24

〔1〕便 益 施 設 の 経 営 ・・・・・・・・・・・・・・・・・24

〔2〕そ の 他 の 事 業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・25

第4 収 支 予 算 概 要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

(3)

- 1 -

第1

平成30年度は、協会創立70周年を迎える節目の年となる。引き続き、わが国を代表す

る都立動物園・水族園それぞれの特色を活かしつつ、4園が一体となり、野生生物の保全 への貢献、来園される方々への感動と上質なサービスの提供を目指して、改めて東京都の 監理団体としての役割を認識し、以下の三点を機軸として事業運営に取り組んでいく。

第一に、「都立動物園マスタープラン」の実現に向け、長年にわたり蓄積してきた高度な

飼育繁殖技術や魅力的な展示技法を継承・発展させるとともに、海外を含む教育研究機関 等との交流や連携を更に進め、希少生物の保全・繁殖や調査研究機能を強化し、生物多様 性保全の拠点として貢献する。また、都立動物園・水族園が、野生生物と人を繋ぐ架け橋 として、人々が野生生物とその生息環境の保全の必要性を理解できるよう、多彩な教育プ ログラムを展開する。さらに、野生生物に関する多様な情報発信を通じて教育普及事業の 充実を図るとともに、基金の活用・拡充などにより幅広い財源確保策を進め、動物園サポ ーター及び市民・団体との協働事業を通じて各園の魅力を一層高める事業を展開する。

第二に、来園者満足度の把握に努めるとともに、都立動物園・水族園の魅力を効果的に 発信することや、季節に応じたイベント・キャンペーン等により賑わいを創出するなど、

積極的な来園者誘致活動を展開する。また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技

大会を見据え、効果的に海外からの来園誘致を図るとともに、多言語対応の推進により「お

もてなし」を展開する。さらに、魅力的な商品開発や品質管理の徹底、店舗環境の改善、

接遇力の向上等により、様々な来園者の満足度向上に資する質の高いサービスを提供する。

第三に、事故の未然防止の徹底や、自然災害やテロをはじめとする人為災害などの様々 な事態を想定した訓練の実施、情報セキュリティ対策の更なる充実などを図り、危機管理 対応力をより一層向上させ、安全で安心な動物園・水族園運営を推進する。

各事業における今年度の主な取り組み事項は、以下のとおりである。

事業区分 主な取り組み事項

公益目的事業 (1)飼育動物の高度な飼育繁殖技術と魅力的な展示技法の継承・発展

(2)海外や研究機関等との交流・連携を推進し、生息域内外における希 少野生生物の保全活動に貢献

(3)生物の魅力や生物多様性の重要性を伝える教育普及事業の充実と、 基金事業の拡充、市民・団体との協働事業の推進

(4)来園者満足度の把握・向上に努めるとともに、効果的な情報発信・ 広告宣伝による積極的な来園者誘致策の展開

(5)統一的な方針に沿った多言語対応の一層推進などによる外国人来園 者への対応強化

(6) 安全、安心を支える迅速かつ的確な施設維持管理の実施

(7)事故防止徹底や、自然災害・人為災害への危機管理対応力の向上 収 益 事 業

(1)魅力的な商品開発や品質管理の徹底、店舗環境の改善、接遇力の向 上等により、来園者満足度を向上させるサービスの提供

(4)

- 2 -

第2

都立動物園・水族園4園(恩賜上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自 然文化園)の指定管理者として管理運営を行うとともに、収益事業からの繰入金等も一体 的に活用して、特色ある教育普及活動と市民・団体との協働による事業を実施する。

Ⅰ.事

〔1〕

公益 目的 事業 費 5,770百万円

〔2〕管理施設の概要と運営方針及び主な事業計画

1.恩賜上野動物園

所 在 地 台東区上野公園、池之端三丁目

開 園 面 積 142,897.89㎡

運 営 方 針 様々な動物の魅力的な展示を通して、野生生物保全の重要性を国内外に発信

する動物園

主 な 事 業 計画

【飼育・繁殖】

・ジャイアントパンダ及びニシゴリラの子の適切な健康管理と展示 ・ホッキョクグマ・コビトカバ等のペアリングに向けた取り組み ・整備工事に伴う円滑な動物搬出入への取り組み

【保全活動】

・ニホンライチョウ保護増殖事業の協力推進

・ルリカケス・トゲネズミ・カタマイマイ等の域外保全の取り組み推進 ・アカガシラカラスバト域外保全の取り組み推進

・野生生物保全に関する国際的な取り組みの推進及び情報収集と発信 【教育普及・研究活動】

・ジャイアントパンダの成長にあわせた野生生物保全の教育普及活動の展開 ・子ども動物園すてっぷでの教育活動の充実

(5)

- 3 -

【維持管理・園内サービス】

・東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたテロ対策等危機管 理体制の更なる強化

・安全かつ快適な観覧環境の整備に向けた取り組み

・仮設門における適切な案内誘導や徴収業務等による円滑な運用

・店舗及び周辺の環境や設備の改善による利用者満足度の向上 ・新東園無料休憩所オープンに向けた計画的な準備の推進 ・園内イベントと連動した販売促進活動によるサービスの向上

・訪日外国人来園者への「おもてなし力」向上を目指した研修等の活用 ・案内サイン及び案内図、種名サイン等、園内サインの整備計画の推進と多言

語化による訪日外国人来園者への情報発信の強化 ・都立動物園ガイドサービスの普及推進

2.多摩動物公園

所 在 地 日野市程久保六丁目、七丁目、南平八丁目

開 園 面 積 601,372.54㎡(うち無料開園区域77,508.22㎡)

運 営 方 針 多摩丘陵の自然を活用し、ダイナミックな展示と野生生物の保全・繁殖を推

進する動物園

主 な 事 業 計画

【飼育・繁殖】

・アジアゾウ、アフリカゾウにおける防護壁を用いた準間接飼育技術の確立な

ど、事故防止に重点を置いた大型動物の飼育管理技術の向上

・新アジアゾウ舎、ライオン園、サバンナ等の整備工事に対応した、適正かつ 安全な飼育管理の実施

・ボルネオオランウータン、アムールトラ、チンパンジー、キリン等、希少野 生生物の繁殖の推進

・タスマニアデビル保全プログラムにおける関係機関との連携 ・ゲンジボタル地域個体群の園内定着のための取り組みの継続実施 ・絶滅が危惧されるゲンゴロウ類など水生昆虫の累代飼育への取り組み 【保全活動】

・トキの継続的繁殖の推進と一般公開に向けた展示手法等の検討

・コウノトリ保全事業の参加団体に対する飼育繁殖のための技術指導及び個 体提供

・オガサワラシジミ・カタマイマイ等小笠原産絶滅危惧種の生息域外保全の 推進

【教育普及・研究活動】

・子ども、ファミリー対象の体験型プログラムの充実

(6)

- 4 -

・園内の自然環境と日本産動物展示を活用したプログラムの実施 ・自然繁殖が難しい希少生物の人工繁殖に向けた技術研究の推進 【維持管理・園内サービス】

・鉄道事業者等との連携による、開園60周年・昆虫生態園30周年事業の実施

・訓練実施や対策計画書の更新等による、災害時や特殊疾病発生時の危機対応

能力の確保

・施設、設備、樹木の日常点検と、その結果に基づく迅速かつ的確な事故防 止

・工事等、園内状況に関する積極的な情報の発信

・研修や検定受験などによる係員の接遇力、語学力アップに向けた取り組みの

継続

・園内サイン・飲食メニューなどの多言語化の推進

・新アフリカ園無料休憩所を活用した、より楽しめる園内情報の発信 ・施設、商品に関する案内、情報発信の充実による、整備工事中の便益施設

利便性の確保

3.葛西臨海水族園

所 在 地 江戸川区臨海町六丁目

開 園 面 積 85,958.90㎡

運 営 方 針 東京湾から世界の海にいたる多様性に富んだ生物展示を通して、「生態」、

「環境」、「食育」を楽しく学べる水族園

主 な 事 業 計画

【飼育・繁殖】

・新規展示種の飼育、採集、輸送技術開発 ・マグロ大水槽の安定展示と新規展示種の導入 ・飼育に関わる新技術の研究開発(脱窒)

・鹿児島県、静岡県の定置網漁による新規展示魚種開発の取り組み ・特設展などによる水辺の自然展示の充実

・フェアリーペンギン新規導入個体の繁殖促進 ・イワトビペンギン人工授精技術の確立 ・南極採集実施による極地展示の充実 ・第10回世界水族館会議の開催協力

・ウナギ種苗の商業化に向けた大量生産システムの実証事業への参加 【保全活動】

・地域、他機関と連携したイモリやトビハゼ、ミナミメダカの調査、保全と普 及啓発の実施

・東京産両生類、ゼニタナゴ、ペンギン類、タツノオトシゴ類、カタマイマイ 等の域外保全への取り組み

(7)

- 5 -

・「食」をテーマにしたプログラムの継続と改善

・年齢別シリーズプログラムの継続と事例研究による改善

・学校団体プログラムの充実と実践、中高生向けプログラムの改善など ・展示水槽解説サインの継続的な整備

・移動水族館事業の充実、利用者にあわせたプログラムの開発

・Twitterなどを活用した広報活動の充実

【維持管理・園内サービス】

・老朽化設備更新・安全対策への取り組み強化

・各種災害対策訓練による危機管理対応力への取り組み強化 ・来園者に優しい接遇、環境整備(設備、アイテムの充実)

・外国人来園者への対応強化(語学講習継続、園内サイン等各種多言語化) ・テロ対策に向けた危機管理能力の向上(意識向上、警備委託業者との連携) ・品質管理及び衛生管理の徹底による安全、安心な商品の提供

・展示生物や園が取り組むイベントに連動した魅力的な商品の提供 ・来園者が快適に利用できる店舗(環境、空間)づくり

4.井の頭自然文化園

所 在 地 武蔵野市御殿山一丁目、三鷹市井の頭四丁目

開 園 面 積 115,500.00㎡

運 営 方 針 いつでも気軽に楽しめ、充実したふれあい体験を通じ、野生生物を守る心を

育む動物園

主 な 事 業 計画

【飼育・繁殖】

・動物に給餌する飼料の種類、量、方法、栄養成分の改善

・動物福祉の観点から既存動物舎の現状を自己評価し、園で実施可能なものに

ついては改善(環境エンリッチメントの実施等)

・多摩動物公園と連携した日本産水鳥類の飼育及び繁殖の推進 ・日本産希少淡水生物の安定した飼育及び繁殖技術の継承 【保全活動】

・ツシマヤマネコの人工繁殖技術の開発への継続的な取り組み

・上野動物園、多摩動物公園と連携し、東京都が実施するアカガシラカラスバ トの保護増殖事業計画に参画

・小笠原産陸生貝類(カタマイマイ)の飼育下繁殖への4園連携した取り組み

・日動水が実施するトゲネズミ類(アマミトゲネズミ)の生息域外保全事業に 飼育候補園として参画

・地域と連携した両生類の保全活動の推進

・身近な水辺の生物の保全をテーマとした講演会の開催 【教育普及・研究活動】

(8)

- 6 -

・園内の自然環境を把握し、それを活用した環境教育の推進 ・小さな子どもでも親しみやすい企画の充実

・日本に生息する野生生物に関する企画展の開催

・地元自治体、野生生物保全に取り組む団体及び地域の企業団体と連携し、 当園の取り組みの普及啓発を推進

・「水辺のいきもの広場」のイベント利用の拡大

・水生物園内の飼育生物及び野生生物に関する情報提供の充実 ・彫刻館の積極的なPR及び活用を推進

【維持管理・園内サービス】

・安全、安心な動物園づくりの推進のための危機管理対応力のさらなる向上 ・閑散期の来園者誘致策として、正門における季節感あるウェルカム展示の

実施

・語学研修や情報通信技術を活用した接遇力の強化と園内サイン等の多言語 化の推進

(9)

- 7 -

Ⅱ.事

〔1〕

展示動物を適切に飼育管理し、動物の特性を引き出す展示の工夫を行うとともに、快適 な観覧環境を提供することで、来園者の野生生物への興味や関心を引き出し、都立動物園 マスタープランの実現を目指す。

業務区分 内 容

1.展示動物の収集・ 管理

今後の施設再整備に向けた取り組みや魅力的な展示を実現する ため、動物の展示計画や収集計画の策定を図る。国内外の関係機 関と連携しながら、血統の登録管理や動物園間の動物の交換、貸 借の調整、飼料の調達等を行い、適切な動物の収集や管理を行う。 (1)展示計画の策定

(2)動物の収集、移動・交換・貸借

・動物収集連絡会議の開催による都との連携

・ブリーディングローン等による希少種保全

・国内外の関係機関と連携した動物収集

(3)動物管理 ・動物台帳管理

・動物個体管理システムによる個体情報管理

・国際種情報システム機構(Species360)による血統管理、登

録事務

(4)動物飼料に関する事務

2.飼育展示・調査研 究

動物の健康と飼育環境管理を適切に行い、展示動物の魅力や特 性を引き出すための改善や工夫を推進する。また、飼育動物の繁 殖に努めるとともに、飼育展示を通じて得られた野生生物に関す る研究成果等について、研究会や出版物等で積極的に発信する。 (1)日常飼育・展示業務

・動物の健康及び飼育環境管理 ・飼育動物の繁殖

・飼育技術の継承と向上 ・展示改善

・飼育記録作成及び飼育情報提供 ・動物脱出等の事故防止

(2)調査研究

・大学や研究機関との共同研究

(10)

- 8 -

業務区分 内 容

3.動 物 医 療 業 務 飼育職員と連携し、病気予防策、異常の早期発見に努め、適切

な治療を行うとともに、検疫や感染症対策等の関連業務を行う。 (1)日常診療、予防業務

・飼育と連携した病気等の予防及び異常の早期発見

・動物の診療、治療

・感染症対策等の安全確保

(2)検疫業務、病理解剖、検体保存 (3)獣医技術に関する調査研究 (4)医療器材・器具及び医薬品管理 (5)人工繁殖・人工保育に関する業務

4.施設維持管理 来園者の安全を確保し快適な観覧環境を提供するため、動物舎

等の施設や設備を適切に維持管理するとともに、巡回警備による 整理・誘導、園内清掃及び廃棄物搬出等を行う。

(1)園内施設・設備の維持管理

・動物舎、園路広場、園内施設等の各種施設の維持管理 ・電気、機械、昇降機、空調、飼育用循環水設備等、各種設

備の保守・維持補修、自家用電気工作物管理 ・樹木、株物、地被植物、樹林地等の維持管理 (2)園内の保安及び環境美化

・巡回警備による入園者の整理・誘導

・来園者に対する利用案内

・園内清掃及び廃棄物処理

5.園内サービス 来園者に快適な観覧環境を提供するため、入園券の売改札、案

内所等での利用案内等を行う。

(1)売改札及び利用案内・園内サービス ・入園券の売改札、年間パスポートの販売 ・有料施設等の占用等の申請受付と料金徴収 ・園内利用案内、迷子相談、救急救援、園内放送 ・来園者にわかりやすい案内図やサイン等の作成 ・外国人来園者に向けた英会話及び接遇研修などの実施 ・外国語対応の案内サイン等の整備促進

・上野動物園内の広告事業による案内誘導サインの整備 ・苦情・要望・意見への対応、取材対応

(2)利用促進・PR活動

(11)

- 9 -

業務区分 内 容

・集客のためのキャンペーン及び効果的な広告宣伝の展開 ・学校、旅行代理店等へのダイレクトメール送付

・休園日の開園と開園時間の延長 ・マーケティング調査

・苦情・要望のデータベース化や利用者満足度調査による利 用満足度の向上

〔2〕

「野生生物保全センター」を中心に4園が連携し、絶滅の危惧があり、重点的に保全す る必要のある種及び動物群(保全対象種)を選定して野生生物生息域内外の保全活動、調 査・研究及び情報収集・発信等を推進する。また、認定希少種保全動植物園の認定に向け た検討及び準備を進めていく。

業務区分 内 容

1.生息域外保全活動 保全の対象とする野生生物本来の生息域外にあたる動物園内にお

いて、繁殖や系群保全活動、希少種の生理生態等を解明するため

の調査・研究を行う。

(1)ジャイアントパンダほか保全対象種の繁殖と系群保全活動 及び普及啓発

(2)環境省の進める保全への取り組みや保護増殖事業へ協力 ・小笠原の希少生物保全業務

小笠原陸産貝類(アナカタマイマイ・カタマイマイ)の生

息域外保全(4園での飼育繁殖)

・ライチョウの域外保全に向けた取り組み

・恩賜上野動物園におけるアマミトゲネズミの生息域外での

飼育繁殖の試み

・多摩動物公園におけるトキの分散飼育

・井の頭自然文化園におけるツシマヤマネコの分散飼育

(3)関東自治体におけるコウノトリ保全事業への協力

2.生息域内保全活動 これまで培った保全に関わる技術を生かし、関係機関と連携し た生息域内保全の取り組みを進めるとともに、東京都に生息する 身近な生き物や希少種の保全に取り組む。

(12)

- 10 -

業務区分 内 容

協力

(2)都内に残されたイモリ生息地調査

(3)都内に生息するメダカのDNA解析に基づく生息調査

3.調査研究・生物工 学技術の応用

希少生物の保全に向け、繁殖や系統解析に関わるバイオテクノ ロジーの先進技術の導入や人材の育成に取り組む。

(1)DNA解析システム等を用いた調査研究の実施

(2)遺伝的解析による種・亜種の同定 (3)配偶子や体細胞の冷凍保存技術の活用

(4)糞及び尿中の性ホルモン濃度測定による妊娠判定や発情 周期の解明 等

4.情 報 収 集 ・ 発 信 国内外の会議等へ積極的に参加し、野生生物保全に関する情報

の収集・発信に努め、また内外の動物園関係者、研究者との意見交 換を行う。

(1)各種国際会議への参加やシンポジウム等の開催

( 2 ) 日 本 動 物 園 水 族 館 協 会 (JAZA)、 世 界 動 物 園 水 族 館 協 会 (WAZA)、保全計画専門家グループ(CPSG)、東南アジア動

物園水族館協会(SEAZA)等との連携 (3)ホームページや出版物等による情報発信

〔3〕

動物園・水族園の役割の一つである社会教育機能を充実させ、大人から子どもまで幅広 い入園者を対象に、様々な観点から学べる多彩なプログラムを開発・実施するとともに、 4園一体運営の強みを活かした教育普及活動を実施する。

業務区分 内 容

1.4園連携による幅

広い教育普及活動 の展開

4園の独自性を活かしつつ、緊密な連携体制のもと、社会教育 施設としての役割を的確に果たすため、充実した教育普及活動を 展開する。

(1)教育機関との連携体制の充実、強化

(2)生物保全や生物多様性をテーマにした関連情報の発信、 講演会、企画展等

(13)

- 11 -

業務区分 内 容

をもつ子ども達とその家族を対象とした教育普及活動)等、

幅広い入園者を対象とした教育普及活動の実施

(4)「小笠原の自然の保全」に基づく企画実施

2. 園内プログラム 専 門 の 動 物 解 説 員 に よ る 園 内 ガ イ ド ツ ア ー 、 動 物 に 関 す る 質 問・相談への対応、飼育担当者による動物解説や飼育動物とのふ れあい、特設展・企画展の開催等により、動物やその生息環境の 情報を伝える。

(1)動物解説業務

・園内ガイドツアー、団体指導 ・クイズラリー等各種特別企画 ・ニュースレターの発行 ・ブックレットの作成

・教材の開発と貸出、ワークシートを活用した動物観察指導 (2)動物相談室の運営

・動物相談室の専門スタッフが一般からの質問に対応(上野

・多摩)

(3)通年プログラムの実施

・フィーディングタイム、キーパーズトーク

・ふれあいコーナー

・スポットガイド

(4)企画プログラムの実施

・開園記念日、飼育の日等催し物 ・動物愛護週間行事

・園内観察会

・映画、ビデオ上映等 (5)特設展・企画展

各園でテーマを掲げ、写真やパネル、教材等を使って展示

3.体験プログラム・ フ ィ ー ル ド プ ロ グ ラム

自然科学への探求心、動物園や野生生物に関する知識を深める とともに、環境保全意識の向上を図ることを目的として様々なプ ログラムを実施する。

(1)体験プログラム ・サマースクール

・その他、体験型プログラム (2)フィールドプログラム

(14)

- 12 -

業務区分 内 容

・園内の自然を活用した観察会等の展開

(3)講演会・上映会

・飼育スタッフや専門家による講演会、上映会

・他団体との共催講演会

4.学校教育との連携 学校教育との連携を深め、教員を対象とした実践的な研修会や

生徒・学生等を対象とした有意義なプログラム等を実施する。 (1)教員研修、学校教員セミナー

・研修会、講座、実習、ワークショップ

(2)生徒・学生を対象としたプログラム ・出張授業、講師派遣

・教師を目指す学生のための講座「東京教師養成塾」への協力

・小学校教諭採用予定者のための養成講座への協力

・大学生等の実習生の受入れ及び指導

・インターンシップ

(3)教材貸出、教育プログラムの開発 (4)園内における大学教育の実践

・各大学との連携協定に基づいた講義、実習プログラムを実施

5.移動水族館 普段、水族園に足を運ぶことができない人にも、海の生物に親

しむ機会を提供し、海と海洋生物への興味、理解を深めてもらう ため、移動水族館専用車を活用し、水族園外においても普及啓発 活動を実施する。

(1) 大型水槽車両による海洋生物の展示解説プログラム

(2)磯の生物とのふれあいと解説プログラム

6.会 員 組 織 運 営 動物園・水族園の魅力を知る機会を提供するとともに、野生生

物への理解を深めるため、「東京動物園友の会」(一般会員約3,000 名、ジュニア会員約280名)の運営を行う。

(1)友の会機関誌、冊子の送付 (2)会員対象の催し物実施 ・友の会の日、観察会・見学会

(15)

- 13 -

業務区分 内 容

7.資料の収集・公開 野生生物及び動物園等に関する内外の専門書・学術雑誌等の文

献や視聴覚資料を収集公開する。

(1)定期刊行物、関係図書、視聴覚資料の収集 (2)恩賜上野動物園資料室での資料閲覧

(3)インターネットによる図書検索システムの運用 (4)オリジナルビデオ作品の公開

(5)各園の記録文書や各種資料を保存し活用するためのアーカ イブ構築への取り組み

8.出 版業務 野生生物及び動物園等に関する情報を提供するために、機関誌

や情報誌を作成し、配布する。

(1)「どうぶつと動物園」の発行

・季刊、A4変型判・約50頁、約4,300部、友の会会員向け ・優れた記事及び写真に対して「高碕賞」を授与

(2)「ZOO!どーぶつえんしんぶん」の発行

・年2回、A4判・8頁、約700部、ジュニア会員向け

(3)「みんなの上野動物園」(上野)

・年6回、A4変型判・12頁、約45,000部

・民間企業との協働による出版

9.電子メディアによ

る情報発信業務

都立動物園・水族園の公式ホームページ等を通じて最新情報を 発信するとともに、案内情報等を提供する。

(1)ホームページ「東京ズーネット」の運営 ・ニュース&催し物案内、動物図鑑、鳴き声図鑑

・おすすめコース、学校向けプログラム

・友の会、動物園サポーター関連情報

・蔵書検索

(2)メールマガジン「ズー・エクスプレス」の配信

・電子メールにより動物園の最新情報を登録者に配信

(3)「UENO-PANDA.JP」の運営

・上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト

・パンダに関するQ&A、パンダムービー、ジャイアントパン

ダ保護サポート基金の紹介、募金(パートナーズプレート) 受付

(4)「UenoPandaLive.jp」の運営

・上野動物園ジャイアントパンダ舎のライブ映像の配信

(16)

- 14 -

業務区分 内 容

・Twitter(ツイッター)を利用した4園及び東京ズーネットア

カウントによる最新情報発信

10.映像記録資料制作 飼育動物の行動や各種動物情報、園内外の行事・催し物を写真

やビデオに撮影記録し、保存活用する。 (1)写真・ビデオ

・来園者向けニュース、各種研究発表、HP掲載素材

・広報発表時の提供資料

(2)映像資料のデジタル化とデータベース化

・長期保存と有効活用のため、貴重な写真・映像のデジタル 化データベース化を推進

〔4〕

協会の保有する人材やノウハウを活用し、東京都や他団体からの業務を受託する。

内 容

1.恩賜上野動物園ジャイアントパンダ繁殖研究プロジェクトに関わる業務受託

東京都からの委託による、都と中国野生生物保護協会の間で締結された協力協定書に

基づく研究プロジェクト業務

2.特別天然記念物トキの健康管理及び飼育指導に係る業務受託

新潟県からの委託による、佐渡市のトキ保護センター、野生復帰ステーションにお

けるトキの定期検診及び飼育指導業務 3.大島公園動物園動物飼育管理業務受託

東京都からの委託による、大島公園動物園の動物飼育業務

〔5〕

ボランティアやサポーター、関係団体等との協働、基金事業を行う。

業務区分 内 容

1.ボランティアとの

協働

園内において活動を行っているボランティアへの研修やボラ ンティアとの協働事業を行う。

(17)

- 15 -

業務区分 内 容

ボランティアーズ」(TSV)との協働事業と活動支援 ・スポットガイド等展示動物の解説や来園者案内

・ボランティア研修会の開催

・ニュースレター発行等の活動経費助成

(2)植栽、樹林地管理に関するボランティア、NPOとの協働

・上野動物園内の植栽、多摩動物公園内の樹林地管理活動

2.サ ポ ー タ ー 事 業 「動物園サポーター」として登録した個人及び団体、法人等か

ら資金的支援を得て、園内動物飼育環境の改善に資するとともに、

市民の動物園事業への理解と参画意識を促進する。 (1)サポーター制度に関する事務、登録者管理 (2)サポーター資金による施設改善

(3)サポーターを対象とした園内見学等の催し物(サポーター ズデイ)の実施

3.関係団体との協力 国内外の動物園関係団体への協力・支援を行う。

(1)国際自然保護連合(IUCN)への協力

・IUCNの委員会の一つである種保存委員会(SSC)における

保全計画専門家グループ(CPSG)への活動支援

(2)関係団体への協力

・(公社)日本動物園水族館協会、WWFジャパン、(公財)日本

鳥類保護連盟、(公財)山階鳥類研究所ほかに加入

・環境省他計11団体による「動物愛護週間中央行事」に協賛

4.基 金事業 都民をはじめ多くの人々に、野生生物の保護やその生息環境保

全についての理解を促し、集まった募金を基に野生生物の保全や 保全活動を支援する事業を行う。

(1)ジャイアントパンダ保護サポート基金

・パンダ保護に向けた普及啓発、飼育環境の向上、東京都と

中国が協力して行うジャイアントパンダ保護繁殖事業の支援

(2) 東京動物園協会野生生物保全基金

・野生生物の保全に積極的に取り組む個人や団体を対象に、

その活動を広く支援する

(18)

- 16 -

〔6〕

命を預かる職場としての責任を果たすため、来園者・職員・飼育動物の安全対策を実施

し、今後起こり得る万が一の事態にも対応できるよう協会独自の事業継続計画(BCP)に

基づいた危機管理体制をより一層強化し、災害・テロ等対応力の向上を図る。また、平成

28年7月、当協会が管理する都立動物園・水族園公式ホームページが外部から不正アクセ

スを受け、一部の個人情報が漏えいする事故を招いたことから、二度と同様の事故を起こ さないようにするため、より厳格な情報セキュリティ対策を講じ、万全を期す。

内 容

1.震災等の災害対策

・事業継続計画(BCP)に基づいた教育及び訓練(初動対応、事業継続、参集、通信訓

練及び応急救命講習の受講等) ・災害対応備品の充足

・マニュアル更新

・防災訓練

・台風・大雨・積雪等災害時における対応、巡回点検

2.テロ対策(凶器・爆発物等)

・テロ対策計画の具体的文書化による体制整備

・テロ発生時に備えた、関係機関との連携強化

3.感染症対策(高病原性鳥インフルエンザ・口蹄疫・蚊媒介感染症等) ・情報収集

・対策指針、対応マニュアルに沿った感染・拡大の防止

4.情報セキュリティ対策

平成28年度の事故を受けて情報セキュリティを強化したが、それらの対策は継続

する。さらに、次の4つの対策を講じる。

【組織的対策】各種実施手順書の改定・整備(クラウドサービス、タブレット導入)

【物理的対策】ネットワーク機器類の棚卸及び管理台帳の作成

【技術的対策】パソコン端末のセキュリティ設定の見直し(Windows10導入対応)

【人的対策】一般職員向け情報セキュリティ研修の実施

5.事故対策

・猛獣脱出対策訓練

・事故事例の調査、分析、対策

(19)

- 17 -

Ⅲ.各園の主な展示及び施設

〔1〕恩賜上野動物園

エリア名 施設名 概 要(主な展示動物)

1.東 園 パンダ舎

平成22年に施設改修し、23年4月からジャイアント パンダの展示を再開。東京都と中国との共同研究プ ロジェクトに基づく共同研究を進める。平成29年に 自然交配による飼育下繁殖に成功。

日本の動物

五 重 塔 付 近 に 鳥 類 を 中 心 に 日 本 産 の 動 物 を 展 示 す る。ライチョウの保全に向けて、人工孵化にも継続 して取り組む。

(エゾシカ、ウグイス、ルリカケスほか)

ゾウ舎

インド、タイから寄贈されたアジアゾウ4頭を飼育 展示し、繁殖を目指す。

平 成25年 に 放 飼 場 に 新 た に 設 置 さ れ た プ ロ テ ク テ ッドコンタクトウォールを活用し、準間接飼育に向 けた取り組みを進めていく。

サル山

昭和7年に建築、公開され、日本の動物園の「サル 山」の原点となった。平成22年1月より世界最北に 分布する青森県・下北半島のニホンザルの群れを展 示する。

ゴリラ・トラの住む森

それぞれの生息地に合わせ植栽や擬岩、擬木を施し た 環 境 で ゴ リ ラ の 生 態 に あ わ せ た 群 れ 飼 育 や ト ラ 等を飼育展示する。

(ニシゴリラ、スマトラトラ、インドライオン、ア メリカバクほか)

バードハウス

室内型の鳥類飼育施設。熱帯及び温帯産の鳥類を飼 育し、植栽を多く取り入れ樹上性、地上性の鳥類を 複合展示するほか、コアリクイの展示も行う。 (マダガスカルトキ、カノコスズメ、ボウシゲラほ か)

クマたちの丘

クマの冬眠展示や、アナグマやカワウソとの同居展 示等を行う。

(ヒグマ、ツキノワグマ、マレーグマほか)

ホ ッ キ ョ ク グ マ と ア ザラシの海

ホッキョクグマ及びアシカ・アザラシを水中からも 観察できる展示。平成27年4月にホッキョクグマの オス個体を導入し繁殖に向けて取り組む。

2.西 園 アイアイのすむ森

マ ダ ガ ス カ ル を 原 産 と す る 代 表 的 な 動 物 を 展 示 す る。

(アイアイ、ワオキツネザル、フォッサほか)

カバ舎・サイ舎・キリ ン舎

アフリカの沼地、草原、森林に生息する草食動物を 飼育展示する。カバ舎ではコビトカバのガラス越し の水中行動展示を行う。

(カバ、コビトカバ、クロサイ、キリン、オカピほ か)

小獣館

1階に小型の哺乳類、地階に夜行性の哺乳類を展示 する。

(ハリモグラ、コモンマーモセット、ハダカデバネ ズミ、アルマジロ、コウモリ類ほか)

走禽舎

走禽舎として建設されたが、現在は多様な動物を飼 育展示する。平成29年度の整備工事により、建物が 半分となり、オオカンガルーとタテガミオオカミの みの展示となった。

フラミンゴ舎

平 成18年 に 寄 付 金 と サ ポ ー タ ー 資 金 を 活 用 し て 建 築し、繁殖に取り組む。

(20)

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エリア名 施設名 概 要(主な展示動物)

ハシビロコウ舎

ハシビロコウ専用の展示施設として、平成24年には 新規の付属展示場が完成し、平成25年には動物舎の 天井を高く改修した。国内初の繁殖を目指す。

ペンギン池

昭 和54年 に 建 設 。 ペ ン ギ ン の 飼 育 下 繁 殖 に 取 り 組 む。

(ケープペンギン)

繁殖センター

平成25年に完成。旧ズーストック舎に代わる非公開 の保護施設。

鳥類の人工孵化・育雛施設を合わせ持ち、希少野生 生物の保護・増殖を行う。

(アカガシラカラスバトほか)

両生爬虫類館 (ビバリウム)

国内外の両生類・爬虫類を中心に飼育展示するとと も に バ ッ ク ヤ ー ド で も ス ト ッ ク さ れ た 希 少 種 の 繁 殖に取り組む。また、様々なテーマに基づいた特設 展示を実施している。

(オオサンショウウオ、イリエワニ、ガラパゴスゾ ウガメ、ヤドクガエル類、グリーンイグアナほか)

こ ど も 動 物 園 す て っ ぷ

平成29年に新施設をオープン。子どもたちが、家畜 だけではなく、野生生物を通じた体験により、生き 物や自然へと関心を広げ、生物多様性について学習 する場として様々な教育普及活動を展開する。 (ヤギ、ブタ、ウシ、ウマ、カピバラ、エミュー、 テンジクネズミ、インカアジサシ、魚類ほか)

〔2〕多摩動物公園

エリア名 施設名 概 要(主な展示動物)

1.アフリカ園 サバンナ放飼場

広い放飼場でアフリカの草原に生息する草食獣、大 型鳥類を複合展示する。

※施設再整備によりキリン、モモイロペリカン以外 は、アジア園内施設に分散して飼育管理中。

ライオン園

世界に 先駆けて約1.5ヘク タールの放 飼場にライオ ンを群れで展示する。

※平成30年度は施設再整備に伴い、放飼場の一部に 設置した仮設展示場でライオンを展示し、観覧専用 バスの運行は休止。

チーター舎

およそ1,800m

2

の大放飼場やガラス越しに間近に観 察 で き る ガ ラ ス 放 飼 場 で チ ー タ ー や 体 の 模 様 が 変 異したキングチーターを展示し繁殖に取り組む。

サーバル舎

小型のネコ科動物サーバルを展示し、繁殖に取り組 む。

アフリカゾウ舎

第一、第二の2つの放飼場では水浴や泥浴びする姿 や 丸 太 の 遊 具 を 鼻 で 揺 す る ダ イ ナ ミ ッ ク な 様 子 を 展示する。

さらに、第一放飼場では強化ガラス製の小窓越しに 間近に観察ができる展示も行う。

平 成24年 に は ブ リ ー デ ィ ン グ ロ ー ン で 新 た な オ ス 個体を導入、将来の繁殖を目指す。

チンパンジー舎

大放飼場内にロープなどの様々な遊具や築山、高木 を設け、チンパンジーの動きを立体的に展示してい る。また、人工アリ塚やチンパンジー用の自販機・ 空缶回収機を設置し、類人猿の知能の高さ、道具使 用も展示のテーマとする。

フラミンゴ舎

およそ180羽のフラミンゴや水鳥の仲間を群れで展 示している。

(21)

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エリア名 施設名 概 要(主な展示動物)

2.アジア園 オランウータン舎

運動場と「飛び地」が、9本のタワーと全長約150 mのロープでつながった「スカイウォーク」を設置 し、腕わたりしながらオランウータンが移動する行 動を展示する。

(ボルネオオオランウータン、シロテテナガザル)

猛獣舎

アムールトラを展示している。平成26年に旧オオカ ミ展示場をトラ展示場に改修。ガラス越しにトラを 間近で観察できるようにした。

アジアの山岳

生 息 地 を 模 し た 展 示 場 で ア ジ ア の 希 少 動 物 で あ る ユキヒョウやゴールデンターキン、シセンレッサー パンダを展示しながら繁殖に取り組む。

シフゾウ舎

野 生 で は 絶 滅 し た 中 国 産 偶 蹄 類 の シ フ ゾ ウ を 飼 育 展示する。

マレーバク舎

放飼場の屋上を観覧コーナーとしているほか、身近 に観察できる屋内展示室では、透明アクリル板を通 して水中の生態も展示する。

アジアの沼地

ア ジ ア の 水 辺 に 生 息 す る 動 物 を 本 来 の 環 境 に 近 い 形で展示することをテーマとして、希少種のインド サイやカワウソのほかウォークイン・バードケージ において鳥類の飼育展示を行う。

モグラのいえ

長期飼育の難しいモグラ類や、世界最小の哺乳類と い わ れ る ト ガ リ ネ ズ ミ 類 、 カ ワ ネ ズ ミ の 展 示 を 行 い、生理生態の解明や繁殖に取り組む。

アジアの平原

タイリクオオカミやモウコノウマなど、アジアに生 息 す る 希 少 野 生 生 物 の 群 れ で 行 動 す る 自 然 な 姿 を 展示し、飼育下繁殖に取り組む。

アジアゾウ舎 2

頭のスリランカゾウを飼育する。

放 飼 場 の プ ロ テ ク テ ッ ド コ ン タ ク ト ウ ォ ー ル を 用 いて準間接飼育に向けた取り組みを進めていく。 平成29年にオス個体アヌーラを新獣舎へ移動。

猛禽舎

大型の猛禽類のためのフライングケージで、オジロ ワシやイヌワシが飛翔する姿を見ることができる。

どんぐり広場・なかよし 広場

イ ベ ン ト や ふ れ あ い の 場 と し て の 利 用 等 、 体 験 学 習・環境学習に活用する。

3.オーストラリア園 コアラ館

コアラとオーストラリア産の小動物を飼育展示し、 室温・照明等はコンピューターによって制御されて いる。

有袋類展示

アカカンガルー、走鳥類のエミュー等オーストラリ ア産動物を併せて展示する。

平成28年よりタスマニアデビルを導入。

4.昆 虫 園 昆虫園本館

国内外昆虫類の生態展示のほか、標本・模型の展示 やふれあいコーナーを設けており、昆虫を楽しみな がら学べる施設として活用する。

(グローワーム、ハキリアリ、外国産クワガタ、オ オコノハムシ、ゲンゴロウほか)

昆虫生態園

生きている昆虫を周年展示する。来園者が中を散策 できる大温室では、林・草原等を再現し、年間を通 じ て 計15,000匹 以 上 の チ ョ ウ を 温 室 内 に 放 し て い る。

身近な昆虫や両生類、ホタルの展示も行い、ゲンジ ボタルの地域個体群系統保存にも取り組んでいる。 (オオゴマダラ、トノサマバッタほか)

5.そ の 他 ウ ォ ッ チ ン グ セ ン タ ー・正門広場

標本等の館内展示のほか、園内案内ビデオや図書コ ーナー、動物相談コーナーがある。

(22)

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エリア名 施設名 概 要(主な展示動物)

育雛舎

野生生物保全センターの活動拠点として、トキやク ロ ツ ラ ヘ ラ サ ギ な ど の 希 少 鳥 類 の 人 工 増 殖 に 取 り 組み、育雛個体等の展示を行う。

繁殖ケージA

環境省が進めるトキの分散飼育に協力するため、佐 渡トキ保護センターから個体を受け入れ、繁殖や研 究に取り組む。

ウ ォ ッ チ ン グ セ ン タ ー で ラ イ ブ カ メ ラ に よ る 映 像 を公開している。(非公開施設)

〔3〕葛西臨海水族園

エリア名 展示名 概 要(主な展示動物)

1.本 館展示 大洋の航海者

外洋性の魚類を展示。2,200トンのドーナツ型大水 槽では、主にマグロ類を、サメ水槽では、アカシュ モクザメなどのサメ類のほか、マイワシの群泳を展 示する。(クロマグロ、アカシュモクザメほか)

世界の海

太平洋、インド洋、大西洋及び両極洋の代表的な海 域から生物を収集して展示しており、繁殖生態が解 明 さ れ て い な い ナ ー サ リ ー フ ィ ッ シ ュ や 希 少 種 で あるウィーディシードラゴンなどの産卵・繁殖を目 指す。

(ストロベリーアネモネ、チューブスナウト、メガ ネ モ チ ノ ウ オ 、 イ エ ロ ー バ ン ド エ ン ゼ ル フ ィ ッ シ ュ、ランプサッカーほか)

深海の生物

水 深150m ~1,000m に 棲 む 魚 類 及 び 無 脊 椎 動 物 を 展示する。また、サケビクニンの累代繁殖やマトウ ダイの周年展示を目指す。

(キンメダイ、スポッテッドラットフィッシュ、ト リノアシ、ジャイアントアイソポッドほか)

渚の生物

半分屋外にあり、東京湾口部の岩礁帯を再現。波と 潮 の 干 満 を 再 現 し た 波 打 ち 際 に は タ イ ド プ ー ル が あり、東京湾に生息する生物の生態や行動を展示す る。

(ベラ類、カワハギ、ウメボシイソギンチャクなど 磯の無脊椎動物ほか)

しおだまり

ウニやヒトデ等身近な磯の生物に触れたり、間近に 観察したりできるしおだまり水槽がある。 日 常 的 に 飼 育 員 や 解 説 員 等 に よ る 解 説 を 行 っ て い る。

ペンギンの生態

波 の プ ー ル と 大 き な 擬 岩 か ら な る 陸 上 の 展 示 場 を 有した日本最大級のペンギン展示施設。

温帯・極地帯のペンギン類を飼育し、その多様性と 生態や行動を紹介する。

ペンギン類の繁殖に取り組むほか、オウサマペンギ ン、ミナミイワトビペンギンについては冬季のみ展 示。

(フンボルトペンギン、フェアリーペンギン、オウ サマペンギン、ミナミイワトビペンギン)

海藻の林

海藻の林と呼ばれる、大型褐藻類のジャイアントケ ルプを中心とした岩礁地帯を再現し、そこに生息す る様々な生物を展示する。

(23)

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エリア名 展示名 概 要(主な展示動物)

東京の海

亜 熱 帯 性 気 候 の 小 笠 原 諸 島 に 始 ま り 黒 潮 に 洗 わ れ る伊豆七島を経て東京湾に至る、「東京の海」の生 物を展示する。トビハゼなど東京湾奥の生物展示、 タツノオトシゴの安定繁殖等に取り組む。

(ユウゼン、タカベ、テングダイ、アマモ、トビハ ゼほか)

葛西の海

「東京の海」2階のキャットウォークに、葛西周辺 の海に生息する生物を展示する。

(エドハゼ、ベンケイガニ、アサリほか)

海鳥の生態

北半球の寒帯・亜寒帯に分布するウミスズメ科の鳥 類 を 飼 育 し 、 水 中 を 羽 ば た い て 泳 ぐ 様 子 を 展 示 す る。

(エトピリカ、ウミガラス)

特設展示場

テーマを決めた特設展示を開催する。生き物の展示 を織り交ぜ、展示効果を高めつつ、教育普及効果も 高める。

発光生物

巻 き 貝 に よ る 貝 の 摂 餌 実 験 や ウ ミ ホ タ ル の 発 光 実 験を公開している。平成29年よりヒカリキンメダイ やウミホタルなどの発光生物の展示や実験を行う。 (ヒカリキンメ、ウミサボテンほか)

浮遊生物

平成28年にオープン。クラゲのポリプ、幼体、成体 を展示する。またトピック的な浮遊生物の展示を行 う。

(ミズクラゲ、アカクラゲほか)

レクチャールーム

学 校 団 体 向 け の 特 別 レ ク チ ャ ー や 各 種 講 演 会 を 行 うほか、幼児から高校生までの幅広い教育プログラ ムやイベントを開催。さらに、夏と冬には、教員研 修も実施する。

2.屋 外展示 水辺の自然

広い園地を利用して、河川上流部、中流部、平地の 池を「渓流」「流れ」「池沼」として再現している。 また、「流れ」の下流部を利用し、江戸時代に葛西 の水辺に生息していたコウノトリ・タンチョウと、 葛 西 付 近 で も 稀 に 観 察 さ れ る ク ロ ツ ラ ヘ ラ サ ギ を 展示する。

3.予 備飼育 (繁殖センター)

展示を支えるため、搬入生物の検疫、餌付け、育成、 治療、繁殖等を行うほか、希少生物の繁殖に取り組 む。

〔4〕井の頭自然文化園

エリア名 施設名 概 要(主な展示動物)

1. 動 物 園 武蔵野ハビタット

本園の中央部にある大放飼場。武蔵野の面影を伝え るアカマツ林の中に、ヤクシカやクロヅル、マナヅ ル、タンチョウ等を放飼する。

日本産動物展示エリア

カモシカやテン、アナグマ、ハクビシン、キツネや タヌキ等日本産の動物を多く飼育展示する。

ヤマネコ舎

ツ シ マ ヤマ ネ コと ア ムー ル ヤマ ネ コ を飼 育 展示 す る。一部非公開エリアを設け、ツシマヤマネコの繁 殖に取り組む。

野鳥の森

日 本 の 小鳥 を 集め て いる 和 鳥舎 と ヤ マド リ 舎か ら なる。日本固有の鳥であるヤマドリの3亜種を飼育 展示する。

リスの小径

ウォークスルー形式の展示施設により、貯食行動等 ニホンリスの様々な生態を間近に展示する。

サル山

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エリア名 施設名 概 要(主な展示動物)

仮設オオコウモリ舎

取 り 壊 され た 熱帯 鳥 温室 の 動物 達 を 収容 す るた め の仮設舎。新たにオオコウモリの飛翔展示に取り組 む。

ペンギン展示仮施設

平成26年より、フンボルトペンギンの泳ぐ姿を展示 する。

モルモットふれあい コーナー

モルモットとの触れ合いを通じながら、生き物の鼓 動 や ぬ くも り を感 じ るこ と がで き る 体感 施 設と し て、教育普及活動を行う。

家畜舎

ヤギやミニブタ、ニワトリを飼育して家畜の多様性 を展示する。

いきもの広場

平 成24年 に 身 近な 生 き物 と の出 会 い を楽 し む場 と して整備。ビオトープの機能を再現し、広場に生息 す る 野 生動 植 物を テ ーマ と して 体 験 型の 教 育普 及 活動を行う。

彫刻園

長崎の平和祈念像で知られる彫刻家・故北村西望の 作品を、彫刻館及び園内の雑木林の中に展示する。 彫刻館では、コンサート等の文化的イベントも開催 する。

童心居

詩人故野口雨情の書斎を移築し、昭和62年に改築し たもの。有料の貸し室として使用する。

資料館

動物・植物に関するパネル展示や特設展、体験参加 型イベントを実施する。

2階は有料の集会場であり、各種イベントにも活用 する。

2.水 生物園 水生物館

主に地元を中心とした関東地方の淡水生物を集め、 川の上流から中流域、及び止水域における生息分布 に応じた種を展示する。

ま た 身 近な 環 境保 全 をテ ー マと し た 企画 展 示も 引 き続き行う。

種ラベル、解説パネル類のシステム変更と整備を継 続して行う。

(ミヤコタナゴ、ムサシトミヨ、トウキョウサンシ ョウウオ、ツチガエル、ミズグモ、カイツブリほか)

水鳥類ほか

各禽舎において日本産の水鳥類を飼育展示し、繁殖 を進める。コールダック舎ではふれあい等の教育普 及活動を行う。平成29年よりクロツラヘラサギとニ ホンコウノトリの展示を開始。鳥インフルエンザ対 策工事を実施し、引き続き飼育環境の衛生管理に努 める

(25)

- 23 -

第3

恩賜上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園においてギフトや 飲食品販売等の事業を実施する。事業運営によって得られた収益は、公益目的事業会計に 繰り入れ、事業等を通じて都民に還元する。

Ⅰ.事

事業区分 事 業 細 目

1.便益施設等の経営

園 名 種 別 箇所数

(1)恩賜上野動物園

(1)売店 (2)飲食店 (3)臨時売店

(4)自動販売機コーナー (5)写真(映像資料)貸出 (6)ベビーカー貸出所 (7)コインロッカー

4 2 2 12

1 3 2

(2)多 摩 動 物 公 園

(1)売店

(2)飲食店 (3)臨時売店

(4)自動販売機コーナー

(5)ベビーカー貸出所 (6)コインロッカー (7)ライオンバス

4 1 4 13

1 1 1

(3)葛西臨海水族園

(1)売店 (2)飲食店

(3)自動販売機コーナー (4)コインロッカー

2 1 3 2

(4)井の頭自然文化園

(1)売店

(2)自動販売機コーナー

2 3

2.そ の 他 事 業

恩賜上野動物園内広告事業(広告施設9箇所)

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Ⅱ.事

〔1〕

便益施設等の経営

各園で行われる予定の園内整備に伴う改修工事の進行や、施設閉鎖の状況に合わせ、柔 軟に対応した営業を行う。

【施設名及び収入見込額】

園 名 施 設 名 収 入 見 込 額

恩賜上野動物園 ※改修工事のため

閉鎖中

1. 1号売店(店名:リトルトランク)

2. 2号売店(店名:カメレオン)

3. 東園中央広場売店(店名:バードソング) 4. 東食売店(猿山前)※

5. 飲食店第1号(東園)※ 6. 飲食店第2号(西園)

7. 臨時売店

8. 自動販売機コーナー 9. ベビーカー貸出所 10. コインロッカー 11. フォトサービス 12. 写真(映像資料)貸出

13. その他

1,993百万円

多摩動物公園 ※改修工事のため

閉鎖中

1. 1号売店(コアラ館) 2. 2号売店(ライオン園)

3. 3号売店(店名:コレクション) 4. 4号売店(店名:ズーカフェ) 5. 飲食店(アフリカ園)

(リニューアルオープン予定)

6. 臨時売店

7. 自動販売機コーナー 8. ベビーカー貸出所 9. ライオンバス※ 10. コインロッカー 11. フォトサービス

12. その他

505百万円

葛西臨海水族園

1. 1号売店(店名:アクアマリン)

2. 2号売店(店名:アクアスケープ)

3. 飲食店(店名:シーウインド) 4. 自動販売機コーナー

5. コインロッカー

6. その他

533百万円

井の頭自然文化園

1. 1号売店(店名:はな子カフェ) 2. 2号売店(店名:こもれび) 3. 自動販売機コーナー

4. その他

111百万円

(27)

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〔2〕

1.恩賜上野動物園内広告事業

恩賜上野動物園内の広告掲示施設にスポンサーを募り、広告事業を行う。 収益は、園内の案内誘導サイン等の制作に充てる。

種 別 数 量 設 置 場 所 収入見込額

動物解説ボード 8基

ジャイアントパンダ、ニホンザル、サイ、ゾウ、

ゴリラ、ワシ・タカ、キリン・オカピ、ハシビ

ロコウ 4

百万円

環境啓発ボード 1基 モノレール東園駅前

2. ジャイアントパンダ保護サポート基金協賛金募集事業

(1)広告掲示等により多数の企業から協賛金を募る、協賛金募集事業を行う。

(2)協賛金募集事業で得られる協賛金については、必要経費を除いてジャイアントパ ンダ保護サポート基金に全額繰り入れる。

協 賛 金 種 別 協賛メディア 収入見込額

(28)

- 26 -

第4

収 支 予 算 概 要

(単位:千円)

科目

公益目的 事業会計

収益事業 会計

法人会計 合計

Ⅰ 一般正味財産増減の部

1.経常増減の部 (1)経常収益

基本財産運用益 2,420 ― 3,800 6,220

特定資産運用益 10 ― ― 10

受取会費 6,990 ― ― 6,990

事業収益 45,160 3,155,755 ― 3,200,915

受取寄付金 18,956 ― ― 18,956

受取委託料(※注) 5,592,036 ― 185,749 5,777,785

雑収益 5,377 5,584 30 10,991

経常収益計 5,670,949 3,161,339 189,579 9,021867 (2)経常費用

事業費 5,770,247 2,889,057 ― 8,659,304

管理費 ― ― 279,985 279,985

経常費用計 5,770,247 2,889,057 279,985 8,939,289

当期経常増減額 △99,298 272,282 △90,406 82,578

2.経常外増減の部

(1)経常外収益 0 0 0 0

(2)経常外費用 0 0 0 0

当期経常外増減額 0 0 0 0

他会計振替額 98,000 △186,798 88,798 0

税引前当期一般正味財産額 △1,298 85,484 △1,608 82,578

法人税等 ― 35,400 ― 35,400

当期一般正味財産増減額 △1,298 50,084 △1,608 47,178

一般正味財産期首残高 237,891 963,586 269,146 1,470,624 一般正味財産期末残高 236,593 1,013,670 267,538 1,517,802

Ⅱ 指定正味財産増減の部

受取寄付金 10,900 0 0 10,900

一般正味財産への振替額 18,956 0 0 18,956

当期指定正味財産増減額 △8,056 0 0 △8,056

指定正味財産期首残高 48,379 0 0 48,379

指定正味財産期末残高 40,323 0 0 40,323

Ⅲ 正味財産期末残高 276,916 1,013,670 267,538 1,558,124

(29)

- 27 -

第5

協会の機構は、議決・監督、執行、諮問、監査及び協力の5つの機関から構成され、そ の組織及び任務は次のとおりである。

○ 総 裁 常陸宮正仁親王殿下

○ 会 長 貫 洞 哲 夫

○ 機関名称及び任務等

機関名 組織名 任 務 等

1.議決・

監督機関 評 議 員 会

理事及び監事の選解任、定款の変更等、協会運営に関する

重要な事項を決定するとともに、決算の承認等、理事の業

務執行を監督する。

2.執行機関

理 事 会 事業計画、予算の議決等、本協会の業務執行を決定する。

理 事 長 本協会を代表し、その業務を執行する。

常 務 理 事 理事長を補佐し、本協会の業務を分担執行する。

参 与 理事長が委嘱した特定事項を処理する。

事 務 局 事務に従事する。

3.諮問機関 顧 問 理事長の特別な諮問に応える。

4.監査機関 監 事 業務執行及び財産の状況を監査する。

5.協力機関

賛 助 会 員 理事会が承認し、規定の会費を納入する者

特 別 会 員 功労者の中から理事会が推薦した者

(30)

- 28 -

【事務局組織】

総 務 部 総 務 課 庶 務 係

職 員 係

事業調整担当部長 経理第1係

経理第2係

運 営 企 画 課 経営企画係

協働事業係 制作広報室

営 業 課 利用促進係

商品開発係

施 設 課 維持計画係

恩賜上野動物園施設係 多摩動物公園施設係 葛西臨海水族園施設係 井の頭自然文化園施設係

恩賜上野動物園 教 育 普 及 課 管 理 係

教育普及係 子供動物園係

飼 育 展 示 課 調 整 係

東園飼育展示係 西園飼育展示係 は虫類館飼育展示係 動物病院係

事 業 課 業 務 係

案 内 係 販 売 係

多 摩 動 物 公 園 教 育 普 及 課 管 理 係

教育普及係 昆虫園飼育展示係

飼 育 展 示 課 調 整 係

南園飼育展示係 北園飼育展示係 動物病院係

野生生物保全センター

事 業 課 業 務 係

案 内 係 販 売 係

葛西臨海水族園 飼 育 展 示 課 管 理 係

教育普及係 飼育展示係 調 査 係

事 業 課 業 務 係

案 内 係 販 売 係

井 の 頭 管 理 係

自 然 文 化 園 教育普及係

飼育展示係

水生物館飼育展示係 参 与

理 事 長

(31)

- 29 -

【 事 務 局 職 員 数 】

(人)

固有職員 都派遣職員 合 計

職 員 嘱託員 計 職 員 再雇用 計 職 員

嘱託員 再雇用

合 計

197 137 334 108 0 108 305 137 442

参照

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